キンモクセイの仲間たち、見分け方
こんにちは!「植木の里親」「もらえる植物園」でおなじみ、
やましたグリーンの庭師、たくまです。
秋の庭や街角で香る金木犀(キンモクセイ)の甘くて芳香な香り。
その香りに包まれると、秋が深まってきたなと感じますよね。
しかし、知っていましたか?
実は金木犀(キンモクセイ)の仲間には、銀木犀(ギンモクセイ)や
薄黄木犀(ウスギモクセイ)という品種も存在するのです。
金木犀とその仲間たちの見分け方
秋の香りを彩るキンモクセイ、ギンモクセイ、ウスギモクセイ。
これらはどのようにして見分けるのでしょうか。
【花の色での見分け方】
キンモクセイは鮮やかなオレンジ色の花を、ギンモクセイは純白の花を、そしてウスギモクセイは繊細な薄黄色の花を咲かせます。
【香りの違い】
花の芳香において、キンモクセイの香りがもっとも強烈です。
【結実の有無】
面白いことに、キンモクセイには日本に雄株しか存在しないため、果実は結びません。
一方で、ギンモクセイ、ウスギモクセイには雌株が存在し、そのため果実が実るのです。
【葉の大きさ】
ウスギモクセイの葉はキンモクセイやギンモクセイと比べて小さめですが、これには個体差があるため、葉の大きさだけでの識別は難しいことがあります。
秋の庭を散策する際や、植木屋さんで秋の植物を選ぶときに、この情報が役立つかと思います。
もしかすると、あなたが知らなかった品種と出会えるチャンスかもしれません。
今後も、植木屋としての視点から、庭や植物に関する豆知識をお届けします。お楽しみに!


