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庭の空きスペース活用

2024.04.24 水曜日

春に咲く花々の美しさを思い浮かべると、この季節の魅力がより一層際立ちますね!

日本の四季折々の風景には、本当に感動します。(花粉症の方には、申し訳ありませんが…)

 

ホームセンターで見かける豊富な花の種類に、ついつい心が躍りますね。庭の空いているスペースに花を植えたいという気持ちは、とてもよくわかります。そこで、今日は庭の空間について少し深く考えてみましょう。

 

庭園や空間デザインの世界では、「何もない空間が美を生み出す」という考えが重視されます。

この考え方には、心理学や哲学的な要素が含まれており、私たち庭師にも、深い洞察を与えてくれます。

 

何もない空間とは、物理的な空虚さを指すのではなく、むしろ潜在的な可能性や想像力の空間を意味します。

このような空間があるからこそ、人々は自由に想像し、創造することができます。心理学的に言えば、このような空間は創造性や精神的な解放感を促進し、ストレスを軽減する効果があります。

人々は、何もない空間に自分自身を投影し、自己のアイデンティティや感情を表現することができるのです。

 

哲学的に考えると、何もない空間は無限の可能性を秘めています。その空間が何かで満たされる前に、その空白に対して無数の解釈や意味が与えられることがあります。

それは観察者や経験者の視点によって異なりますが、その多様性こそが美しさを生み出す源泉となります。

何もない空間は、私たちに新たな視点や洞察を与え、私たちの感覚を開拓することができるのです。

 

庭園や空間デザインにおいても同様で、空間に余白を残すことで、その空間が息づき、人々の心を捉えることができます。

物質的な要素だけでなく、空間の間や静けさも美を演出します。何もない空間が美を生み出すという考え方は、物質的な豊かさや装飾のみならず、精神的な豊かさや内面の充実も重視する、新しい視点を提供しています。

 

このような考え方を取り入れた庭園や空間デザインは、人々に深い感動や共感を与えることができます。

物質的な豊かさだけでなく、精神的な充足感や内面の豊かさを求める現代社会において、何もない空間がもたらす美は、ますます重要なものとなっています。

 

庭の空いているスペース、その空間を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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