松のもみあげ作業
こんにちは、庭師ゆーすけです。
夏の緑摘みが終わったと思ったら、
あっという間に「松のもみあげ」の季節に突入しました。
今回、私たちは松のもみあげ作業を行いました。
この作業では、夏から伸びた松の枝を減らし、
古い葉を手でむしり取ることで、
松の樹形を美しく整えるだけでなく、
通気性を良くして健全な成長を助け、
病害中の発生も防ぐことができます。
もみあげ作業は一見地味に見えるかもしれませんが、
こうした作業を通じて、
自然との共生を改めて感じることができます。
庭づくりとは、実は大自然の縮図。
一つ一つの手間をかけることで、
自然の美しさやバランスを保ちつつ、
人々の生活に彩りを添えることができます。
作業は地道ですが、
丁寧に行うことでその成果が実際に庭に現れるのを見るのは、
庭師としての大きな喜びの一つです。
さて、11月25日には駒木野庭園内で冬の風物詩
「松の雪吊り」の見学会を開催予定です。
雪吊りとは、松の枝が雪の重みで折れるのを防ぐためのもの。
この機会に、私たちの手がけた庭の美しさを
実際にご覧いただければと思います。
皆さまのご来園を心よりお待ちしております。