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【親元から離れた子が美しく育つ】

2019.12.02 月曜日

ケヤキの紅葉、綺麗ですよね!

八王子市の多摩御領周辺や高尾山近くでも見れる

とっても綺麗で大好きな景色です

 

ケヤキの落ち葉をよく観察すると

葉を数枚つけた枝ごと落ちています

 

これは枝先についた種子を

遠くに飛ばすために

軽くなった葉を翼にするんですね♪

 

なぜケヤキは枝先を自ら折りとってまで

種子を遠くへ送り出そうとするのでしょうか?

親木の近くでもよさそうですよね?

 

実は安全に思える親木の真下は

暗くて日が当たらず

親木が病原菌のついた葉を振り落とすなど

生育には不向きな環境です

 

その環境で頑張って芽をだしても

暗く覆われた環境では、わずかな光を求めて

幹は曲がりくねってしまいます

 

だからケヤキの親は枯れ葉の翼

自分の元から遠くへ遠くへ

子を羽ばたかせるんですね!

 

そして遮るものがない環境で

ケヤキの子はのびのびと育っていきます

まるで大空を掃くほうきのように

 

広々とした世界で自由に育つとき

誰にも教えられなくても

木は素直に整った美しい姿になります

 

 

我々人間も子供が失敗しないように

先回りして親が手をだして

子供の失敗を奪ってしまうことがあります

 

子供を守ろうとする親の愛情がいきすぎると

子供にとっては親の葉に覆われた

暗い環境をつくっているかもしれません

 

ケヤキのように子供の成長を信じて

遠くへ羽ばたかせる愛情も

必要かもしれませんね♡

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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