【親元から離れた子が美しく育つ】
ケヤキの紅葉、綺麗ですよね!
八王子市の多摩御領周辺や高尾山近くでも見れる
とっても綺麗で大好きな景色です
ケヤキの落ち葉をよく観察すると
葉を数枚つけた枝ごと落ちています
これは枝先についた種子を
遠くに飛ばすために
軽くなった葉を翼にするんですね♪
なぜケヤキは枝先を自ら折りとってまで
種子を遠くへ送り出そうとするのでしょうか?
親木の近くでもよさそうですよね?
実は安全に思える親木の真下は
暗くて日が当たらず
親木が病原菌のついた葉を振り落とすなど
生育には不向きな環境です
その環境で頑張って芽をだしても
暗く覆われた環境では、わずかな光を求めて
幹は曲がりくねってしまいます
だからケヤキの親は枯れ葉の翼で
自分の元から遠くへ遠くへ
子を羽ばたかせるんですね!
そして遮るものがない環境で
ケヤキの子はのびのびと育っていきます
まるで大空を掃くほうきのように
広々とした世界で自由に育つとき
誰にも教えられなくても
木は素直に整った美しい姿になります
我々人間も子供が失敗しないように
先回りして親が手をだして
子供の失敗を奪ってしまうことがあります
子供を守ろうとする親の愛情がいきすぎると
子供にとっては親の葉に覆われた
暗い環境をつくっているかもしれません
ケヤキのように子供の成長を信じて
遠くへ羽ばたかせる愛情も
必要かもしれませんね♡