生垣剪定|太枝を先に更新して薄く仕上げる刈り込みのコツ
生垣を毎年バリカンで刈っているのに、少しずつ厚く、大きくなってきた。
そんなときは、いきなり表面を刈り込むのではなく、先に太い枝を切り戻すことが大切です。
今回は、レッドロビンの生垣を使って、太枝を剪定鋏やノコギリで更新してから、最後にバリカンで仕上げる方法を紹介します。
ポイントは「切る」と「刈る」を使い分けることです。
生垣剪定を動画で確認
太枝をどこで切り戻し、そのあとバリカンでどのように整えているのかは、動画で見るとより分かりやすくなります。
生垣はバリカンだけで刈ると少しずつ大きくなる
生垣剪定というと、まず電動バリカンで表面を平らに刈る作業を思い浮かべる方も多いと思います。
ただ、毎年同じ位置をバリカンで刈り続けていると、その切り口から複数の枝が伸び、生垣が少しずつ外側へ厚くなっていきます。
動画では、前年に切った位置より数cm内側まで戻して枝を切ることで、切り口から増えた枝をまとめて整理しています。
毎年やる必要はありませんが、数年に一度こうした太枝の更新を入れることで、生垣の厚みを抑えやすくなります。
まずは越境している枝と一番高い場所から切る
今回の作業では、最初から全体を均等に刈っていません。
まず確認するのは、道路側などへ越境している枝と、生垣の中で一番高く伸びている場所です。
低い場所から先に刈ってしまうと、あとで強く下げたい場所に葉が残せなくなったり、高さの基準が決めにくくなったりします。
そのため、「必ず切らなければいけない場所」と「一番伸びている場所」から先に手を入れるのが基本です。
バリカンの前に太い枝を剪定鋏で切る
電動バリカンを持って作業を始める前に、まず生垣の中を見てみます。
バリカンでは挟みにくそうな太い枝があれば、先に剪定鋏で切っておきます。
こうして太い枝を先に整理すると、あとからバリカンを使うときに刃が止まりにくくなり、作業もしやすくなります。
特に、表面近くまで太い幹が伸びてきている場所は、そのまま表面で切るのではなく、少し内側まで戻して更新します。
太い幹はノコギリで内側から更新する
剪定鋏では切りにくい太さの枝は、ノコギリを使います。
生垣の表面に太い幹が出ていると、その部分がさらに外側へ張り出しやすくなります。
そこで、表面から少し内側へ入った位置で太枝を切り戻し、そこから新しい芽が出る余地をつくります。
太い切り口がなるべく生垣の内側に収まっている状態を目指すことで、表面を薄く保ちやすくなります。
表面の太枝を更新すると生垣が薄くなる
今回の剪定で大きなポイントになっているのが、表面へ出てきた太枝の更新です。
上へ強く伸びている枝や、表面近くで太くなっている枝を内側まで戻して切ることで、その分だけ生垣の厚みを小さくできます。
また、太い枝が表面をふさいでいると、内側に光が入りにくくなります。
内側に細かな枝が残るような状態をつくることが、長く管理しやすい生垣につながります。
高さは一番伸びている場所から決める
生垣の高さを下げるときも、どこから切るかが重要です。
まず一番高く伸びている場所を見つけ、そこをどこまで下げられるのか確認します。
その位置が、生垣全体の高さを決める基準になります。
今回の動画では、前年の切り口より少し下まで戻しながら枝数を減らし、そのあと残った細い枝をバリカンで整えています。
トップの太い枝を強く下げたい場合は、バリカンだけに頼らず、剪定鋏やノコギリを使った方が作業しやすいこともあります。
バリカンは最後の仕上げに使う
太枝の処理が終わり、バリカンで切れる細さの枝が中心になったら、ここで電動バリカンを使います。
刈る方向は一方向だけではありません。
- 下から上へ
- 上から下へ
- 左右へ
- 枝が逃げる場合は角度を変える
枝の向きによっては、一方向からではきれいに切れないことがあります。
何度か角度を変えながら表面をならしていくと、平らに仕上げやすくなります。
バリカンで切れない枝は無理をしない
作業中にバリカンが弾かれるような太い枝が出てきたら、無理に切り続けないことも大切です。
その場合は、もう一度剪定鋏やノコギリへ持ち替えます。
電動工具だけですべてを終わらせようとせず、枝の太さに合わせて道具を使い分ける方が、結果として作業しやすくなります。
刈り込み後は切り口をもう一度確認する
バリカンで刈り込んだあとも、そこで作業終了ではありません。
ぶら下がった枝や、ギザギザになった切り口、表面から飛び出している枝がないかを確認します。
気になる枝があれば、剪定鋏や植木鋏で切り戻して整えます。
刈った枝葉が生垣の上に残っている場合も、最後にしっかり落としておきます。
生垣剪定で覚えておきたい3つのポイント
- 1.越境側や一番高い場所から先に切る
- 2.前年の切り口より少し内側で太枝を更新する
- 3.太枝を処理してからバリカンで仕上げる
この3つを意識するだけでも、毎年刈っているのに大きくなってしまう生垣を管理しやすくなります。
生垣を低く薄くする関連動画
生垣の高さと厚みをさらに小さくしたい場合は、こちらの関連動画も参考にしてください。
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生垣は「切ってから刈る」と管理しやすくなる
生垣剪定は、電動バリカンで表面をきれいにするだけではありません。
太くなった枝を内側まで戻し、枝数を減らし、そのあとで細い枝を刈り込む。
この順番を入れることで、生垣を薄く、小さく、管理しやすい状態へ近づけることができます。
「毎年刈っているのに生垣が大きくなる」と感じている方は、次回の剪定で、バリカンを使う前に太枝の状態を一度確認してみてください。
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