ナツメ剪定|空き家の実を落として小さく管理する枝の更新方法
空き家や留守宅にある果樹は、実がなっても収穫されないまま残ることがあります。
今回剪定したのはナツメです。ちょうど実がなり始めていましたが、今回は収穫しないため、実を早めに落としながら、今後も管理しやすい大きさへ整えることを目的に剪定しました。
ナツメは上へ強く伸びる枝が多く、長く放置すると枝葉も増えて高さが出やすくなります。そこで、太く古くなった枝を整理し、水平に近い若い枝へ少しずつ更新していきます。
今回のナツメ剪定を動画で見る
実を落としながら、どの枝を残し、どの太い枝を更新しているのかは、動画で見るとさらに分かりやすくなります。
空き家のナツメは実を残さない管理も考える
今回のナツメは空き家にあり、実を収穫する予定がありません。
そのため、熟した実をそのまま残すのではなく、剪定と一緒に実を落としていきました。
動画内でも、収穫しない実を残しておくと野生動物が食べに来ることがあるため、早めに落とすという考え方で作業しています。
空き家の庭木では、見た目を整えることだけでなく、今後どのように管理していくかまで考えて剪定することが大切です。
ナツメ剪定は届きやすい下枝から始めてもいい
一般的な庭木剪定ではトップから形を決めることも多いですが、今回のナツメは下の届きやすい枝から作業を始めました。
ナツメには鋭いトゲがあり、無理に木の中へ体を入れていくと、腕や体に刺さることがあります。
そのため、樹形を最初からきれいな丸形に整えようとせず、安全に届くところから少しずつ枝を減らしていきます。
剪定の順番は必ずしも一つではありません。木の特徴や作業環境に合わせて、安全に進められる順番を選びます。
上へ伸びた太い枝を短い枝へ切り戻す
ナツメでは、上へ長く伸びた枝が多く見られました。
枝先を確認しながら、手前に短くて水平に近い枝があれば、その枝を残して上の太い枝を切ります。
長く太い枝から、短く使いやすい枝へ切り戻す。これが今回の剪定の基本です。
良い位置に短い枝がない場合は、無理に枝元まで切らず、途中で短く切り詰める方法も使っています。
水平に近い枝を残して樹形をつくる
今回のナツメでは、できるだけ水平に近い枝を残しています。
上へ真っすぐ伸びた強い枝は整理し、横方向へ伸びる枝を使うことで、高さを抑えながら樹形を作りやすくなります。
下向きの枝でも、下がりすぎている部分を切り戻して、その先に横方向へ伸びる枝があれば残すことがあります。
枝の名前だけで機械的に切るのではなく、残したあとにどの方向へ伸びていくかを見ながら判断します。
太い古枝から細い若枝へ更新する
今回の剪定で大きなポイントになったのが、枝の更新です。
広い範囲を覆っている太い枝の近くに、今後使えそうな細い枝が出ている場合は、太い枝を切って細い枝を残します。
こうすることで、木全体を一気に小さくするだけでなく、古く大きくなった枝から若い枝へ少しずつ世代交代させることができます。
ただし、太い枝を落とすときに残したい細い枝を折らないよう注意が必要です。
大きな枝は重さを減らしてから切る
太く重い枝をそのまま根元から切ると、枝の重みで樹皮が裂けたり、周囲の枝を傷めたりすることがあります。
今回も、まず枝先側で重さを減らしてから、本来切りたい位置で仕上げています。
必要に応じて三段切りのように複数回に分けて切ることで、裂けを抑えながら安全に作業しやすくなります。
太い切り口には、動画内では殺菌剤を塗って仕上げています。
ナツメのトゲには剪定中も片付け中も注意する
ナツメ剪定で特に注意したいのがトゲです。
細い枝先にも鋭いトゲがあり、剪定中だけでなく、切った枝を引き出したり片付けたりするときにも刺さることがあります。
必要に応じて厚手の手袋や保護メガネを使用し、頭上の枝を切るときは自分の方へ枝が落ちてこないよう注意してください。
枝を直接つかみにくい場合は、剪定バサミで軽く枝をつかんで引き出す方法も動画内で紹介しています。
空き家の庭木は小さくして管理しやすくする
今回のように収穫を目的としない空き家の果樹では、実を残すことよりも、今後の管理のしやすさを優先する考え方もあります。
上へ伸びた枝や重たい枝を減らしておけば、木全体のボリュームも小さくなり、次回の剪定もしやすくなります。
一度の剪定で完璧な形を作ろうとせず、気になる場所を確認しながら都度修正していくことも大切です。
ナツメ剪定で覚えておきたいポイント
- 収穫しない実は早めに落とす
- トゲがあるため無理に木の中へ入らない
- 上へ伸びる枝を減らし、水平に近い枝を残す
- 太い古枝から細い若枝へ更新する
- 良い枝がなければ途中で短く切り詰めてもよい
- 重い枝は先に軽くしてから本命の位置で切る
- 剪定後は一度離れて全体を確認しながら修正する
ナツメの実を楽しむ剪定はこちら
今回は収穫しないナツメでしたが、実をならせながら管理したい場合はこちらの動画も参考にしてください。
関連動画:ナツメ実がなる剪定
おすすめの剪定道具
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今回のように、硬くなった太めの枝や、枝が入り組んだ場所を切る作業では、先が細く隙間へ入れやすい剪定ノコギリが使いやすくなります。
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ナツメは実と枝の両方を見ながら管理する
今回のナツメ剪定では、実を落とすことと、木を小さく管理することを同時に進めました。
空き家や収穫しない果樹では、実を残すことだけにこだわらず、その場所で今後どのように管理していくのかを考えることも大切です。
上へ伸びた太い枝を整理し、使える若い枝へ更新していくことで、次回以降も剪定しやすい樹形へ近づけることができます。
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