モッコク剪定|数年管理しやすくする切り戻しと樹形の整え方
モッコクは、数年間剪定していなくても樹形が大きく崩れにくく、比較的管理しやすい常緑樹です。
とはいえ、時間が経つと上へ強く伸びる枝や越境枝が増え、「どこまで切ればいいのか」「毎年剪定しないとダメなのか」と迷うことがあります。
今回の剪定では、毎年手を入れなくても数年先まで管理しやすい形を目指し、越境側・高さ・正面の3つに分けて考えながら整えました。
モッコク剪定を動画で確認
動画では、しばらく剪定されていなかったモッコクを実際に切りながら、越境枝の処理、高さの下げ方、切り戻し剪定の考え方を紹介しています。
モッコクは数年放置しても樹形が崩れにくい
今回のモッコクは、前回の剪定からかなり時間が経っていました。
それでも、下枝は比較的落ち着いており、上部や明るい方向へ伸びた枝を中心に整理すれば、全体を整えやすい状態でした。
モッコクは、枝の塊が自然に分かれて見えることもあり、玉散らしのように整えることも、全体を一つの丸い樹形としてまとめることもできます。
そのため、まずは「どんな形に仕上げたいか」を決めてから剪定すると、切る枝を判断しやすくなります。
毎年切らないために数年先を考えて剪定する
空き家や実家の庭木など、毎年剪定するのが難しい場合もあります。
今回の動画では、3〜5年程度もってくれたらいい、という感覚で剪定するという考え方で作業を進めています。
ただし、「必ず3〜5年間剪定しなくてよい」という意味ではありません。枝の伸び方や周囲の状況によって変わるため、数年先の伸びを考えながら、必要な部分をしっかり切るという考え方です。
越境枝は最初に敷地内へ収める
今回のモッコクは、ブロック塀の際に植えられており、隣地側へ枝が越境していました。
このように、必ず処理しなければならない枝がある場合は、最初に越境部分から剪定すると方針が分かりやすくなります。
境界内に葉を残せる枝があれば、その枝を残して先を切ります。一方、枝の付け根から隣地側へ伸びているものは、元から切るという判断も必要です。
今回は越境側を強めに切り、敷地内に収まるように整理しました。
モッコクの高さは下の枝を見ながら決める
越境側を整理した次は、高さを下げます。
このとき「何mにする」と数字だけで決めるのではなく、下にどんな枝や葉が残っているかを見ながらトップの位置を決めるのがポイントです。
今回も、下にふんわりと頭になりそうな枝が見えていたため、その位置を基準に、それより上へ飛び出している太い枝を取り除いています。
もともとある枝を利用できれば、強く切ったあとでも不自然な形になりにくく、モッコクらしい樹形を残しやすくなります。
切り戻し剪定は枝分かれまで戻って切る
今回の動画で特に分かりやすく紹介しているのが、切り戻し剪定です。
飛び出した枝の先端だけを短くするのではなく、長い枝を元の方へたどり、枝が自然に分かれている位置まで戻って切るのが基本です。
太く長い枝でも、元まで戻ってみると、かなり下の方から伸び始めていることがあります。
そのような枝は途中で止めず、分かれ目まで戻って切ることで、細かい枝を何本も切らなくても全体が整いやすくなります。
モッコクは、太い枝を数本抜いたあと、もともとある細かな枝を生かすだけでも自然な形になりやすいのが特徴です。
正面側は切りすぎず丁寧に整える
越境側と高さをしっかり整えたあとは、自宅から見える正面側を仕上げます。
正面は庭木の「顔」になる部分なので、強く切りすぎず、飛び出した長い枝を一つずつ見つけて切り戻していきます。
長い枝をつまみ、元の方へたどって、葉が残せる枝分かれで切る。これを繰り返すと、輪郭が少しずつ整っていきます。
仕上げでは、剪定バサミだけでなく植木バサミへ持ち替え、細かな飛び出しを軽く整える方法も紹介しています。
モッコク剪定は8割くらいで止めるのも大切
剪定を続けていると、「ここも気になる」「こちらも揃えたい」と、どんどん切りたくなることがあります。
しかし、片側を切りすぎて反対側を合わせ、さらにまた切るということを繰り返すと、必要以上に小さくしてしまうことがあります。
今回の動画では、8割くらい整ったら十分という感覚もおすすめしています。
自然な庭木は、すべての枝が完全に揃っている必要はありません。少し余裕を残して終えることも、切りすぎを防ぐポイントです。
剪定後は枯れ枝や落ち葉も整理する
剪定が終わったら、木の内側にも入って確認します。
モッコクの中には、枯れ枝や引っかかった落ち葉が残っていることがあります。
枝を切ることに自信がない方でも、枯れ枝や落ち葉を取り除くだけで、木がすっきりと見えます。
最後に枝を軽く揺すり、引っかかっている剪定枝や落ち葉を落としてあげるのも仕上げとしておすすめです。
モッコク剪定の3つのポイント
- 越境部分は最初に思い切って敷地内へ収める
- 高さは下に残せる枝や葉を見ながら決める
- 正面側は切り戻し剪定で丁寧に樹形を整える
この3つに分けて考えると、大きく伸びたモッコクでも剪定の順番が分かりやすくなります。
モッコク剪定のよくある質問
モッコクは毎年剪定しなくても大丈夫ですか?
今回の木では、数年間剪定していなくても樹形は大きく崩れていませんでした。動画では3〜5年程度もたせることを意識して剪定していますが、枝の伸び方や越境の有無などによって管理頻度は変わります。
モッコクの長い枝はどこで切りますか?
長い枝を先端だけで切らず、元の方へたどって、自然な枝分かれまで戻って切ります。太い枝を元から整理すると、細かな枝を切りすぎずに整えやすくなります。
モッコクの高さはどのくらい下げればいいですか?
今回の剪定では、具体的な高さを先に決めるのではなく、下に残っている枝や葉を見ながら、新しいトップにできる位置を探しています。
細かい枝まで全部切った方がいいですか?
今回のモッコクでは、太く長い枝を抜けば、もともとある枝だけでも自然な形に整いやすいため、細かな枝は必要以上に切っていません。
関連動画|モッコク三つ又ルール
モッコクの枝選びをさらに詳しく知りたい方は、三つ又になった枝の整理方法を紹介しているこちらの動画もご覧ください。
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モッコクは切り戻し剪定で数年管理しやすくする
モッコクを毎年細かく剪定するのが難しい場合は、数年先の伸び方まで考えながら、必要な部分をしっかり整理する方法があります。
越境枝は強く切り、高さは残せる枝を見ながら下げ、正面側は切り戻し剪定で丁寧に整える。
太い枝を分かれ目まで戻って切ることを覚えると、細かな枝を切りすぎず、モッコク本来の枝ぶりを生かしながら管理しやすい樹形へ整えやすくなります。
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