常緑ヤマボウシの剪定方法|2年目は内枝を生かして自然な樹形に整える
常緑ヤマボウシをシンボルツリーとして植えたものの、年々枝が伸びて「大きくなりすぎた」「どこまで切ってよいのか分からない」と感じていませんか。
常緑ヤマボウシをきれいな樹形に整えるときは、表面だけを刈り込むのではなく、長く伸びた枝を内側の枝分かれまで戻して切ることが大切です。
今回紹介するのは、前年にも剪定した常緑ヤマボウシの「2年目の剪定」です。前年の剪定によって内側に細かな枝が増えたことで、1年目よりも枝を選びやすくなっています。
この記事では、実際の剪定をもとに、常緑ヤマボウシをコンパクトにしながら自然な樹形へ整えていく考え方を紹介します。
常緑ヤマボウシを小さく整える2年目の剪定を動画で確認
動画では、前年に剪定した常緑ヤマボウシをもう一度手入れし、長く伸びた枝を切り戻しながら、全体をコンパクトな樹形へ整えていきます。
特に注目していただきたいのは、外側の枝だけを見るのではなく、幹から枝先までたどりながら「どの枝が長すぎるのか」「どこに内側の枝ができているのか」を確認しているところです。
常緑ヤマボウシは枝の長さをそろえるように剪定する
常緑ヤマボウシを自然な姿に整えるポイントのひとつが、幹から四方へ伸びる枝の長さを見ることです。
一本だけ横へ長く飛び出した枝があると、そこだけ樹冠が張り出して樹形が崩れて見えます。
そのような枝は、途中にある内向きの細い枝や、ちょうどよい位置の枝分かれまで戻って切ります。
枝先だけを少しずつ切るのではなく、枝の付け根側までたどって適切な枝分かれを探すことが、自然な樹形をつくるポイントです。
2年目の剪定は内側にできた細い枝を利用しやすい
前年に剪定したことで、今回は樹冠の内側にも細かな枝が増えていました。
このような内側の枝が育ってくると、長い枝を短くしたいときに、枝先をただ切り詰めるのではなく、内側の枝へ切り替えることができます。
つまり、剪定を一度で完成させようとするのではなく、毎年少しずつ枝を整えることで、翌年以降の剪定の選択肢も増えていきます。
今回のような2年目の剪定では、前年に作られた細かな枝を生かせるため、より自然な形へ整えやすくなります。
常緑ヤマボウシの上部は強め、下部は控えめに剪定する
常緑ヤマボウシは、樹冠の上部ほど勢いよく枝が伸びやすいため、今回の剪定では上部を比較的強めに整理しています。
上部の強い枝や高く伸びた枝を減らし、枝数も整理しながら高さを抑えます。
一方で、下側の枝は上部ほど強く切りません。
樹形としては、上を少し細く、下へ行くほど枝を長めに残すことで、全体が円錐形に近い柔らかなシルエットになります。
下枝を枯らさないために上部へ光をためすぎない
庭木を長く楽しむうえで意識したいのが、下枝へ光を届けることです。
上部の枝葉が密集しすぎると、下側の枝が日陰になりやすくなります。
そのため、上部の枝数を整理しながら、樹冠内部にも光が入るように剪定していきます。
ただし、全体を一度に透かしすぎる必要はありません。枝葉を適度に残しながら、強く伸びている枝を中心に整理することが大切です。
常緑ヤマボウシは方角による枝の伸び方も見て剪定する
同じ一本の木でも、すべての方向へ同じ勢いで枝が伸びるとは限りません。
今回の木では、南側や東側など枝の伸びが強い部分はやや強めに整理し、北側や西側など伸びが比較的弱い部分は切りすぎないようにしています。
「木全体を同じ量だけ切る」のではなく、実際の枝の勢いを見ながら剪定量を変えることも、樹形を自然に整えるための重要な考え方です。
常緑ヤマボウシを小さくしたいときも一度に切りすぎない
大きくなった常緑ヤマボウシを見ると、一度の剪定で一気に小さくしたくなるかもしれません。
しかし、すべての枝を強く切ってしまうよりも、長く飛び出した枝や勢いの強い枝を中心に整理し、必要な葉を残しながら少しずつ樹形を作る方が自然に仕上げやすくなります。
今回の木も、前年の剪定を土台として2年目の剪定を行うことで、さらにコンパクトで柔らかな姿へ近づけています。
常緑ヤマボウシの高い位置を剪定するときは安全を最優先に
シンボルツリーとして植えられた常緑ヤマボウシは、高く成長して脚立が必要になることがあります。
高い位置の枝を切るために脚立から体を大きく乗り出したり、無理に手を伸ばしたりすると危険です。
安全に作業できない高さになった場合は、無理をせず庭師などの専門業者へ依頼することも検討してください。
常緑ヤマボウシを綺麗に小さくする剪定も動画で紹介
常緑ヤマボウシをコンパクトにする剪定については、こちらの動画でも詳しく紹介しています。
常緑ヤマボウシの剪定でよくある質問
常緑ヤマボウシを小さくするときは枝先を切ればよいですか?
枝先だけを一律に切るのではなく、長く伸びた枝をたどり、内側にある適切な枝分かれまで戻って切る方法がおすすめです。枝の長さを調整しながら、自然な樹形を作りやすくなります。
常緑ヤマボウシは上と下を同じように剪定しますか?
今回の剪定では、勢いの強い上部を比較的強めに整理し、下側の枝は長めに残しています。実際の枝の伸び方を見ながら剪定量を調整することが大切です。
前年に剪定した木は翌年も剪定しやすくなりますか?
今回の常緑ヤマボウシでは、前年の剪定後に内側へ細かな枝が増えたことで、2年目は切り戻す位置の選択肢が増えていました。数年かけて樹形を整えていく考え方も有効です。
常緑ヤマボウシを全部同じ強さで切ってもよいですか?
枝の伸び方は場所によって異なるため、すべて同じ量を切る必要はありません。勢いの強い部分は多めに、弱い部分は控えめにするなど、木の状態を見ながら調整します。
おすすめの剪定道具
剪定ノコギリ アルス魁 先細
太めの枝を切り戻すときに使いやすい剪定ノコギリです。
Amazon:
https://amzn.to/4xFIbtp
楽天:
https://a.r10.to/hP9fCR
アルス剪定鋏 VS-7Z
枝を一本ずつ確認しながら切り戻す剪定に便利な剪定鋏です。
Amazon:
https://amzn.to/4qpiwmo
楽天:
https://a.r10.to/h5AIaP
岡恒 植木鋏 A型
細かな枝を整理するときなど、庭木の手入れに使いやすい植木鋏です。
Amazon:
https://amzn.to/3U0XrT2
楽天:
https://a.r10.to/hgSLv4
※上記商品リンクは Amazon アソシエイト、楽天アフィリエイト等を利用しています。
ご購入いただくことで、チャンネル運営の支援になります。
(ご購入金額は通常の販売価格と変わりません)
いつもご協力ありがとうございます!
常緑ヤマボウシは毎年少しずつ樹形を育てるように剪定する
常緑ヤマボウシをきれいに小さく保つポイントは、一度の剪定ですべてを完成させようとしないことです。
長く伸びた枝を内側の枝へ切り戻し、上部の強い枝を整理しながら、下枝や必要な葉を残していきます。
前年の剪定によって新しい細かな枝が育てば、翌年はさらに剪定の自由度が高くなります。
毎年木の変化を観察しながら少しずつ整えていくことで、常緑ヤマボウシらしい柔らかなシルエットを保ちながら、シンボルツリーを管理しやすい大きさへ近づけていくことができます。
最新の記事
植木のご相談・お問い合わせ
植木の里親やお庭づくりやお手入れなど、植木に関することはお気軽にご相談ください。
- お電話
-
0120
834 028