モクレンの夏剪定|花芽を残しながら6mの樹高を3.7mまで下げた方法
大きくなりすぎたモクレンを、夏のうちに少しでも低くしたい。
ただ、「夏に切って大丈夫なのか」「来年の花まで切ってしまわないか」「どこまで高さを下げられるのか」と迷う方も多いと思います。
今回の剪定では、約6mまで伸びたモクレンを、夏にすでに確認できる花芽をできるだけ残しながら高さを下げることを意識しました。
剪定後の樹高は約3.7mとなり、結果として約2.3m低くなっています。
この記事では、実際の作業内容をもとに、花芽の見方、トップの下げ方、夏に葉を残す考え方、太枝を安全に切る手順を紹介します。
動画でモクレンの夏剪定と高さを下げる方法を確認
動画では、約6mのモクレンを実際に剪定しながら、どの枝を切り、どの枝を残すのかを確認できます。
特に注目していただきたいのが、花芽を確認しながら枝を残している場面と、上部を強めに縮めながら下部の葉量を確保しているところです。
また、トップの太枝を一度に切らず、先端側から軽くしてから本来の位置で切る流れも参考になります。
今回のモクレンは約6mまで高くなり花芽も確認できる状態
剪定前のモクレンは、地面から測って約6mありました。
ここまで高くなると、日常的な管理が難しくなります。
枝の中には、下から真っすぐ上へ伸びる徒長枝や、途中から強く立ち上がる不要な枝、枯れ枝などもありました。
一方で、夏の時点ですでに花芽も確認できます。
そこで今回は、「高さはしっかり下げたい。しかし、来春の花につながる芽はできるだけ残したい」という両方の目的を考えながら剪定しました。
モクレンの夏剪定はトップを縮めつつ下部の葉を残す
今回の基本方針は、木全体を同じ強さで剪定することではありません。
トップは強めに縮め、下部は葉を多めに残す。
場所によって剪定の強さを変えています。
夏に枝葉を減らしすぎることを避けながら、管理しにくくなった上部を重点的に下げていく考え方です。
最終的には、約6mあった樹高を約3.7mまで下げました。
モクレンの夏剪定で意識した5つの作業ポイント
1.下の不要枝を整理して安全な作業空間をつくる
高いモクレンを剪定するとき、最初から上部へ手を伸ばすのではなく、まず下の枝を確認します。
今回も、徒長枝、不要な立ち枝、枯れ枝などを先に整理しました。
こうした枝を取り除くことで木の内部に空間ができ、脚立を差し込みやすくなります。
剪定する枝だけでなく、安全に上部へアクセスできる作業空間を先につくることも重要です。
2.モクレンの花芽を確認して残す枝を決める
今回の剪定では、枝についている花芽を確認しながら、残す枝を決めています。
花芽がある枝はできるだけ残すという考え方で、単純に長い枝から順番に切っているわけではありません。
枝先や途中の芽を確認し、どこで切れば花芽を残せるのかを見ながら切る位置を決めます。
高さを下げることだけを優先せず、来春の開花につながる枝をできるだけ残していきます。
3.モクレンのトップは強めに縮めて樹高を下げる
今回もっとも大きく変えたのが、木の上部です。
上方向へ強く伸びる枝をそのまま残すと、樹高がさらに上がっていきます。
そこで、管理しやすい高さへ近づけるために、トップの枝を重点的に切り戻しています。
太く重い枝の場合は、一度に本来の切断位置から切るのではなく、先端側を先に落として軽くしてから本命の位置で切る方法を取っています。
枝の重さや反動を抑えながら作業するための考え方です。
4.夏のモクレンは下部の葉を多めに残す
今回の剪定では、下部の枝葉を必要以上に減らしていません。
夏は強い日差しや暑さがあるため、冬場と同じような感覚で木全体を透かしすぎないようにしています。
夏越えに必要な葉量を確保することを意識し、通常なら整理したくなる枝でも、葉を残すために一時的に残す場合があります。
「不要に見えるから全部切る」のではなく、季節や木全体の葉量を見ながら判断します。
5.モクレンの太い切り口には保護剤を塗布する
トップを低くする剪定では、比較的太い枝を切る場面があります。
今回の動画では、大きな切り口にトップジンを塗布しています。
大きな切り口については、そのままにせず、切断後に処理しながら作業を進めています。
モクレンを6mから3.7mへ|約2.3m高さを下げた結果
剪定後に再び高さを測ると、約3.7mになっていました。
剪定前が約6mだったため、約2.3m樹高を下げたことになります。
数字だけを見ると大きな変化ですが、今回重要なのは、単純に2.3m分の枝を切ったことではありません。
花芽を確認しながら残し、下部には葉を確保しつつ、上部を重点的に縮めるという剪定を行っています。
高さを下げることと、来春の花や夏の葉量を考えることを両立させながら作業しています。
初心者がモクレンの高さを下げるときに注意したいこと
モクレンの高さを下げる剪定では、高所作業になる場合があります。
今回のように6mほどある木では、脚立の設置位置や太枝の切断に特に注意が必要です。
脚立が安定して置けない場所では、無理に作業しないでください。
また、太く重い枝を一度に切ると、枝が裂けたり、予想外の方向へ動いたりすることがあります。
今回のように先端側を軽くしてから切るなど、安全を優先して進めます。
夏剪定では、見た目をきれいにしようとして枝葉を減らしすぎないことにも注意が必要です。
自分で安全に作業できない高さや太さの枝については、専門家への依頼も検討してください。
モクレンの夏剪定でよくある質問
モクレンは夏に剪定できますか?
今回の実例では、夏に剪定しています。
花芽を確認しながら残す枝を決め、木全体の葉を減らしすぎないように調整しています。
すべてのモクレンを同じ強さで切れるわけではないため、木の状態を見ながら判断します。
夏にモクレンを剪定すると来年の花が減りますか?
花芽が付いている枝を切れば、その分だけ来春の花につながる芽も減ります。
そのため今回の剪定では、すでに確認できる花芽を見ながら枝を残しています。
実際の花芽の位置や切る枝の判断は、動画で確認すると分かりやすくなります。
モクレンはどのくらい高さを下げられますか?
今回の木では、約6mから約3.7mまで低くしています。
ただし、すべてのモクレンを同じ割合で低くできるわけではありません。
枝の位置、残せる花芽、葉量、木の状態などを確認しながら判断する必要があります。
モクレンの夏剪定ではどのくらい葉を残せばいいですか?
今回の剪定では、具体的な枚数や割合を決めず、木全体を見ながら通常より多めに葉を残しています。
上部を強めに縮める一方で、下部の葉を確保することで、木全体の葉量を残す考え方です。
モクレン花後剪定と葉の残し方を確認できる関連動画
モクレンの花後剪定や葉の残し方については、こちらの動画でも紹介しています。
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モクレンの夏剪定まとめ|花芽と葉を残しながら高さを下げる
夏のモクレン剪定では、ただ枝を短くするのではなく、花芽、葉量、樹高の3つを見ながら切る位置を決めることが今回のポイントです。
- 下の不要枝を整理して作業空間をつくる
- 花芽を確認して残す枝を決める
- トップは強めに縮めて高さを下げる
- 下部の葉は多めに残す
- 太枝は先端側を軽くしてから安全に切る
今回は約6mあったモクレンを約3.7mまで低くしました。
それでも花芽を確認しながら枝を残し、夏の葉量も確保するように剪定しています。
「夏にどこまで切れるのか」「どの花芽を残すのか」は、文章だけでは分かりにくい部分です。
ぜひ記事内の動画で、実際の枝や花芽を確認しながら剪定している様子もご覧ください。
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