黒松の剪定方法|芽摘みをしなかった枝を切り戻して整える考え方
黒松の芽摘みをしないまま枝が長く伸びてしまい、「今からどこを切ればいいのだろう」と迷うことはありませんか。
今回の実例では、芽摘みをしなかった黒松を、芽の位置や枝数を確認しながら切り戻し、全体の密度を整えていきます。
ポイントは、単純に伸びた部分を短くするのではなく、残せる芽を見ながら切る位置を決め、枝の分かれ目が見える程度の透け感を作ることです。
この記事では、同じ黒松の剪定を「解説編」と「無言の実作業編」の2本の動画で紹介します。まず考え方を理解し、そのあと実際の手の動きを見ることで、剪定の流れをつかみやすくなります。
黒松剪定の解説編|芽摘みをしなかった枝をどう整えるか
Part1は、黒松の芽や枝を実際に見ながら、切る場所や残す枝の考え方を説明する動画です。
長く伸びた部分には、手前に短い芽があれば、その芽を残して切り戻します。一方で、都合のよい位置に芽がない枝では、無理に切り戻しだけにこだわらず、切り詰めながら全体を整える場面もあります。
黒松剪定の無言編|庭師の手元と判断をじっくり見る
Part2は、同じ剪定作業を解説なしでじっくり見る「見て覚える剪定」です。
どの枝に視線を向け、どの位置へ剪定ばさみを入れるのか。枝を一本切ったあと、すぐ次を切るのか、それとも一度全体を見るのか。言葉だけでは伝わりにくい部分を、実際の手仕事から確認できます。
Part1で剪定の考え方を確認したあとに見ると、「今はこの芽を見ているのではないか」「ここは枝が濃いから減らしているのではないか」と、作業の意図も想像しやすくなります。
【ここに Part2・無言編 YouTube動画を埋め込み】
YouTube動画URL:
【公開後にPart2動画URLを貼り付け】
伸びた黒松は短い芽を見ながら切り戻す
今回の剪定では、長く伸びた枝をすべて同じ長さに切るのではありません。
枝先だけを見るのではなく、手前にある小さな芽を探し、残したい芽の位置まで戻して切っていきます。
ただし、毎回ちょうどよい位置に芽があるとは限りません。今回の作業では、短い芽が見つからない場合には枝を切り詰める方法も使っています。
一つの方法だけに縛られるのではなく、その枝に残っている芽や葉を見ながら調整することが大切です。
黒松をすっきり見せるには枝の分かれ目を見せる
黒松は、芽や枝が密集すると輪郭が重く見え、枝の流れも分かりにくくなります。
今回の剪定では、芽と芽の間に少し空間を作り、枝の分かれ目が見えるように整理しています。
- 混み合った芽や枝を少し減らす
- 長く伸びた枝は短く戻す
- 枝の分かれ目が見える程度に空間を作る
- 一度切った場所も、離れて見て濃ければ再調整する
細かな作業の積み重ねですが、この「少し透けて枝が見える状態」を意識すると、全体の形を確認しやすくなります。
芽や葉を減らしすぎないことも黒松剪定では大切
すっきりさせようとして、何でも元から切ればよいわけではありません。
今回の作業では、新しい芽が少ない場所では古い葉を残すなど、枝数が減りすぎないように調整しています。
また、下の枝は上部と比べて光の条件が異なることがあります。今回の木でも、下枝の状態を見ながら、必要に応じて枝を少し多めに残しています。
同じ本数、同じ強さで機械的に切るのではなく、その場所にどのくらい枝や葉が残っているかを見て判断することがポイントです。
黒松剪定は一度切った場所をもう一度見直す
剪定を始めたばかりのときと、しばらく作業したあとでは、同じ木でも見え方が変わってきます。
今回の動画でも、一度剪定した場所を改めて確認し、「まだ少し濃い」と感じた部分を再度切り戻しています。
最初からすべてを完璧に決めるのではなく、少し切って離れて見る。この繰り返しも、自宅で剪定するときに取り入れやすい方法です。
黒松の骨格を大きく変える剪定は無理をしない
今回紹介しているのは、すでに形が作られている黒松を整えていく作業が中心です。
太い枝を大きく抜いたり、木の骨格そのものを作り直したりする剪定になると、判断はさらに難しくなります。
そのような場合は、一度庭師に骨格を整えてもらい、その後の数年間の日常的な手入れを自分で続けるという方法もあります。
また、高所での作業は無理をせず、安全に作業できる範囲を優先してください。
黒松剪定でよくある質問
芽摘みをしなかった黒松は剪定できますか?
今回の黒松では、芽摘みをしなかったことで伸びた枝を、残っている芽や枝の状態を見ながら切り戻して整えています。すべての枝を同じ方法で切るのではなく、その枝ごとに残せる芽を確認しています。
手前に短い芽がない枝はどうしますか?
今回の作業では、都合のよい位置に短い芽がない枝については、切り詰めて長さを整える方法も使っています。
黒松をすっきりさせるには何を見ればよいですか?
今回の動画では、枝の分かれ目が見える程度の透け感を目安にしています。芽や枝が重なっている場所を整理し、一度離れて全体を確認しながら進めています。
黒松剪定は自分でもできますか?
すでに作られている樹形を維持する手入れであれば、動画を参考に少しずつ行う方法があります。ただし、骨格を大きく変える剪定や高所作業は無理をせず、専門家への依頼も検討してください。
関連動画|5年放置した松の剪定
長期間手入れをしていなかった松を剪定する様子はこちらで紹介しています。今回とは状態の異なる松ですが、枝を見ながら形を整えていく過程を確認できます。
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黒松剪定は「解説」と「実作業」の両方を見ると理解しやすい
芽摘みをしなかった黒松でも、今回のように芽や枝の状態を確認しながら、長く伸びた部分を少しずつ整えていく方法があります。
大切なのは、一律に同じ場所で切るのではなく、残せる芽、葉の量、枝の密度を確認することです。
Part1では切る理由や考え方を、Part2では実際の手の動きや剪定のリズムを確認できます。
「なぜ切るのか」を理解してから、「実際にどう切っているか」を見る。2本の動画をあわせて、自宅の黒松を観察するときの参考にしてみてください。
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