カシワバアジサイの剪定方法|花後に咲いた枝を元から整理する考え方

植木のお手入れ

カシワバアジサイの花を長く楽しんでいるうちに、「剪定時期を逃してしまったかも」「今から切っても大丈夫なのだろうか」と迷うことはありませんか。

今回紹介するのは、花がドライになるまで楽しんだあとに、今年花が咲いた枝を見つけて元へたどり、枝数を整理していく剪定方法です。

一方で、今年花が咲かなかった枝は、翌年の花につながりそうな芽を確認しながら基本的に残していきます。

すべての枝を同じ位置で切るのではなく、「今年咲いた枝」と「咲かなかった枝」を分けて考えることで、剪定する枝を判断しやすくしていきます。

カシワバアジサイの剪定方法を動画で確認

今回の動画では、花後の早い時期に行う一般的な切り戻し方と、花をドライになるまで楽しんだあとに行う今回の方法を比べながら解説しています。

実際の枝をたどりながら、「どこから今年花が咲いたのか」「どの枝を残すのか」を確認して剪定していきます。

カシワバアジサイは花後の時期で剪定方法を考える

カシワバアジサイの花後剪定では、花がまだ色を残しているような比較的早い時期に、花の下にある芽を確認しながら切り戻す方法がよく紹介されます。

動画では、花の下から2〜3節ほど下を目安にする考え方にも触れていますが、実際の切る位置は枝についている芽の状態によって変わります。

一方、今回のように花をドライになるまで残して楽しんだ場合は、同じ方法にこだわらず、今年花が咲いた枝そのものを整理するという考え方で剪定していきます。

花が咲いた枝を元へたどって整理する

今回の剪定で最も分かりやすい判断基準は、花柄を目印にすることです。

今年咲いた花を見つけたら、その枝を付け根方向へたどり、どこから伸びている枝なのかを確認します。

そのうえで、今年咲いた枝を付け根側から整理していきます。

「花が咲いた枝を見つける → 元へたどる → 枝を整理する」という流れなので、どの枝を切ればよいのか迷いにくいのが特徴です。

枝を元から整理すると、枝先を短くするだけの場合よりも枝数そのものを減らせるため、株の内側にも空間を作りやすくなります。

今年花が咲かなかった枝は基本的に残す

今回の株では、今年花が咲かなかった枝に、すでに良い芽が確認できるものがありました。

そうした枝は、翌年の花を期待して基本的にはそのまま残していきます。

つまり、すべての枝を一律に短くするのではなく、咲いた枝を整理し、咲かなかった枝を残すというように役割を分けて考えます。

花を最後まで楽しみたい場合でも、花柄が残っていれば今年咲いた枝を探す目印になります。

咲いた枝でも必ず元から全部切るわけではない

今回の方法は「花が咲いた枝は何が何でも元から切る」というルールではありません。

枝を丸ごと取ることで、その部分だけ大きな空間ができてしまったり、株全体が寂しくなったりすることもあります。

その場合は、枝の途中にある分かれ目を使って切り戻し、必要な小枝や葉を残すこともあります。

剪定では、ルールだけで判断するのではなく、切ったあとの樹形や残る葉の量を見ながら調整することが大切です。

枝数を減らすとカシワバアジサイの内側に空間ができる

咲いた枝を整理していくと、剪定前と比べて高さや全体の大きさが大きく変わらなくても、株の内部には空間が生まれてきます。

枝数を減らすことで、木の内側へ光が入りやすくなり、内部にある新しい枝も今後使いやすくなります。

外形だけを小さくするのではなく、株の中を整理しておくことも、今後の管理を考えるうえで大切なポイントです。

大きくなったカシワバアジサイを小さくする剪定

動画後半では、花後の枝を整理する剪定とは別に、株そのものをかなりコンパクトにしたい場合の剪定も紹介しています。

こちらは翌年の花を優先する方法とは考え方が異なります。

大きさをしっかり抑える場合は、翌年の花をある程度あきらめることも考えながら、株の内側にある芽を確認して低い位置まで切り戻していきます。

すべての枝を同じ高さで平らにそろえるのではなく、それぞれの枝にある芽を探し、その位置に合わせて切るため、切り口の高さは枝ごとに変わります。

コンパクトにするときも芽と枝数を見ながら切る

株を小さくするときも、単純に一定の高さで切ればよいわけではありません。

枝の内側に見える小さな芽を確認し、その芽を今後使えるか考えながら切る位置を決めます。

また、同じ場所から枝が多く出ている場合は、1本を残してもう1本を付け根から整理するなど、枝数も調整します。

弱っている枝や枯れ枝があれば株元から整理し、必要な枝を残しながら全体をコンパクトにしていきます。

カシワバアジサイ剪定のよくある質問

花後すぐに剪定できなかったらもう遅いですか?

今回の動画では、花をドライになるまで楽しんだあとに、今年花が咲いた枝を見つけて整理する方法を紹介しています。早い時期の切り戻しとは別の判断方法として参考にしてください。

花が咲いた枝はすべて元から切りますか?

必ずしもすべて元から切るわけではありません。枝を丸ごと取ることで株が薄くなりすぎる場合は、途中の分かれ目で切り戻して枝を残すこともあります。

今年花が咲かなかった枝は切らない方がいいですか?

今回の株では、花が咲かなかった枝に良い芽が見えているものがあり、それらは翌年の花を期待して残しています。実際の芽や枝の状態を確認しながら判断してください。

カシワバアジサイをもっと小さくしたい場合はどうしますか?

大幅に小さくする場合は、翌年の花よりもサイズを下げることを優先し、内側にある芽を確認しながら低い位置まで切り戻します。動画後半では、その方法も実演しています。

カシワバアジサイを小さくして花も楽しむ剪定

カシワバアジサイの大きさを抑えながら花も楽しみたい方は、こちらの関連動画も参考にしてください。

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カシワバアジサイは咲いた枝を目印にすると剪定しやすい

花をドライになるまで楽しんだカシワバアジサイでは、花柄が今年咲いた枝を探す分かりやすい目印になります。

咲いた枝を元へたどって整理し、咲かなかった枝は芽を確認しながら残すことで、切る枝・残す枝の判断をしやすくできます。

ただし、すべてを機械的に元から切るのではなく、枝を取ったあとにできる空間や全体の樹形を見ながら、必要に応じて途中で切り戻すことも大切です。

花を最後まで楽しみたい方や、剪定のタイミングが遅くなってしまった方は、ご自宅のカシワバアジサイの枝や芽を確認しながら、管理方法のひとつとして参考にしてみてください。

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