ツバキの剪定は「毛虫対策」が最重要!通気口を開ける
お庭にあるツバキの木。美しい花や葉を楽しむ一方で、誰もが避けたいのがあの厄介な「毛虫」の存在です。
特にツバキにつきやすいチャドクガは、刺されると激しいかゆみに襲われることも。
実は、正しい剪定をすれば、毛虫対策になるのをご存知ですか?
今回は、庭木として愛されているツバキの鬱蒼とした美しさを保ちつつ、風通しを良くしてあげる剪定方法をご紹介します。
【剪定の前に】チャドクガに注意!
ツバキには、チャドクガという毛虫が発生することがあります。刺されると強いかゆみが出ることがあるため、作業前には葉の裏などにチャドクガの幼虫がいないか確認しましょう。
【ツバキ剪定のポイント】
ツバキは、他の常緑樹のようにかっちりと形を整えすぎず、自然な樹形を活かすのがコツです。
その鬱蒼とした美しさを保ちつつ、風通しを良くしてあげることが、ツバキを健康に育てるための最大のポイントです。
- 上部を強めに、下部は軽めにツバキは日光が当たりやすい上部の枝が強く伸びます。この部分を強めに剪定することで、木全体の風通しが良くなり、病害虫の予防につながります。
一方、目線が集まりやすい下部は、葉を多く残し、ツバキ本来の美しい姿を保つように、軽く手入れをする程度にとどめましょう。
- 不要な枝を剪定する
- 上に伸びる枝:太陽に向かってまっすぐ伸びる強い枝は、切り落として横に広がるように促します。
- 内側に向かう枝:木の内部に向かって伸びている枝や、他の枝と重なっている枝を切り、風通しを良くします。
- 古い葉:木の内部に溜まっている古い葉も、病害虫の温床になりやすいので、取り除きましょう。
- 完璧を目指さないのがコツ全ての枝に手を加える必要はありません。全体のバランスを見ながら、気になるところから少しずつ剪定を始めるのがおすすめです。
この少しずつの作業が、ツバキを健康に保つための秘訣です。
ご紹介したポイントを参考に、ご自宅のツバキのお手入れにぜひ挑戦してみてください。
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